昭和の名番組 クイズダービー

 「巨泉のクイズダービー!」「ガッシャ!」「チャーチャーチャッチャ」「ジャーンジャジャジャジャーンチャチャチャチャ」で始まるロート製薬提供番組「クイズダービー」を昭和生まれの方々はご存じでしょう。

 1976年から1992年まで17年間TBSテレビで放送された競馬をモチーフにしたクイズ番組です。

 元々はカナダで放送されていた競馬モチーフのクイズ番組「セレブレティスイープステークス」のフォーマットを司会の大橋巨泉さんが日本に持ち込み、初期は6人の解答者で構成し、3人のオッズマン「藤村俊二さん」がレギュラーオッズマンとして出ていました。

 番組開始当初は視聴率が2,3%と振るわずこのまま打ち切りかと言われましたがスポンサーのロート製薬の意向で続ける事となり解答者も5人になりオッズマンも廃止となりました。

 番組開始7か月後にはこれまでのルールを大きく変え、秋には視聴率が20%を超える超人気番組となりました。

 クイズ問題は8問出題され、1問ごとに回答者の倍率が決まり賭ける側がその回答者に点数を賭けるというスタイルで10万点(超えた点数はTBSカンガルー基金・当時)を目指すというフォーマットでした。

 1枠は男性一発逆転枠で主に学者などがこの枠に座ってました。主な1枠レギュラーは大学教授でもある篠沢秀夫さん、(愛称はそのまま教授)ビートたけしさんのお兄さんである学者兼教育者、北野大さん(愛称はマー兄ちゃん)となっています。

 2枠は女性大穴枠で最終問題には必ず20倍が付いていました。主なレギュラーは五月みどりさん、南田洋子さん、長山藍子さん、斉藤慶子さん、宮崎美子さん、オリンピック新体操選手の山崎浩子さん、バラドル井森美幸さん、レギュラーでした。

 3枠は男性本命枠で、オッズも2倍から3倍と固定された倍率でした。主に漫画家が座っており、黒鉄ヒロシさん、宇宙人の愛称で知られるはらたいらさんがレギュラーでした。

 4枠は女性対抗枠でいわゆる女子大生女優の席でした。レギュラーは萩尾みどりさん、岸じゅん子さん、竹下景子さん、がレギュラーとして知られています。

 番組当初には5枠レギュラーがあり、ボクシング世界ライト級チャンピョンのガッツ石松さんが座っておりました。

 番組当初は6枠がゲスト枠でその後は5枠がゲスト枠になりました。

 最高視聴率は1979年に記録した40,8%でした。

 1990年4月からは徳光和夫さんに司会が交代され、大橋巨泉さんは番組のスーパーバイザーとして携わりました。

 番組の最高得点は1987年に記録した819000点でした。これは最終問題で39000点持っていた石光商会チームが20倍のゲスト・関根勤さんに賭けたところ、関根さんが正解したためこの819000点になったそうです。

 1992年にTBS当時の社長が改革を実行しており、12月に17年間の歴史に幕を下ろしました。

 現在でもTBSチャンネルで過去の放送をしており、またYouTubeでも動画がアップロードされています。

 皆さんはこの番組を知っている方、コメントをお待ちしております。