落語家の六代目三遊亭円楽さん死去

 テレビ番組「笑点」のメンバーで落語家の六代目三遊亭円楽さんが本日30日に肺がんのため亡くなりました。72歳でした。

 六代目三遊亭円楽さんは本名を会泰通(あい・やすみち)といい1970年に青山学院大学在籍のまま五代目三遊亭円楽のカバン持ちのアルバイトをしていました。その後は付き人を得て正式に五代目三遊亭円楽さんの弟子になっています。

 (円楽一門に入門して大師匠の六代目三遊亭円生さんが講座名の楽太郎を与えています)

 76年に二つ目に昇進し、77年からは六代目三遊亭円窓さんの後を受けて「笑点」の大喜利メンバーに抜擢されました。番組では「腹黒」などと言ったキャラで人気を博し、毒舌ネタなどで座布団を増やしてきました。

 78年の落語真打昇格問題の騒動を得て、81年3月には三遊亭一門の真打ちに昇格し、様々な人脈で「博多・天神まつり」のプロデュースを務めるなど様々な活動をしていました。

 2010年3月に六代目三遊亭円楽を襲名。全国80か所をめぐる襲名記念公演を行い大盛況となりました。

 最近では初期の肺がん、脳梗塞や肺炎など病との戦いでした。

 天国に行った円楽さんは今頃歌丸師匠と罵声合戦しているでしょうね。

 「おい腹黒、いつこっちに来たんだ?」 「ついさっきだよ!」 と言っていることでしょうね。

 円楽さん、どうぞ安らかに。天国で歌丸師匠、先代の円楽さんが先に来てますよ。