障害レースの絶対王者であるオジュウチョウサンが次走の中山大障害で現役競走馬生活にピリオドを打つことになりました。
年齢が11歳(人間でいうと40代後半から50代前半)まで走り続けたというのもありますが、こないだの東京ハイジャンプでは9着となり限界説もささやかれました。
中山大障害後の動向は未定ですので今後は功労馬的な第2の馬生に入るかもしれません。とにかくは最後のレースである中山大障害でファンに最後の雄姿を見せてほしいですしとにかくは無事完走してほしいものです。
オジュウチョウサンの同期の有名馬は皐月賞馬イスラボニータ、ダービー馬のワンアンドオンリー(橋口弘次郎に悲願のダービー制覇をプレゼントした)、菊花賞を3分1秒という驚異のレコードで制したトーホウジャッカル、桜花賞馬のハープスター、オークス馬のヌーヴォレコルト、秋華賞とジャパンカップを勝ったショウナンパンドラがいます。そんな同期馬がいても障害レースというカテゴリーで11歳まで走ったオジュウチョウサンは名馬の位置に値するでしょう。
過去の障害レース界の名馬は中山大障害4連覇を果たし海外円背を果たして2勝したフジノオー、中山大障害通算5勝のバローネターフ、日本競馬史上初の3億円馬で唯一の顕彰馬となったグランドマーチスがいます。
オジュウチョウサンは障害G19勝しており障害重賞も15回勝利し、史上初となる同一重賞5連覇という大記録も打ち立てています。
更には障害重賞レース13連勝という記録もあります。最後のレースとなる中山大障害で更なる金字塔を打ち立てて引退に花を添えるのかもしれませんし、もしくは最後は王者らしく敗戦して次の世代に託すかもしれません。
12月24日の中山大障害でオジュウチョウサンの最後の雄姿となることは間違いないでしょう。
オジュウチョウサンは本当にすごい馬です。