福永祐一騎手が調教師試験に合格・来年2月で騎手引退

 JRAのトップジョッキーである福永祐一騎手(栗東所属)が令和5年度の新規調教師試験に合格を果たし、来年の2月で騎手を引退し同年3月から調教師としてスタートを切ることになりました。

 福永騎手は1996年の3月に騎手デビューをし、初騎乗初勝利で鮮烈なデビューとなりました。デビューの年は56勝を挙げ最多勝利新人騎手も受賞しています。

 G1初優勝は1999年の「第59回桜花賞」でプリモディーネに騎乗し、同時に「天才」と呼ばれた父・福永洋一さんとの親子2代による勝利でした。

 (福永洋一元騎手は1977年のインターグロリア、翌年1978年のオヤマテスコで2年連続で勝利しています)

 その後は2005年の日米オークスを勝利したシーザリオ、2018年に福永家の悲願でもある日本ダービーを19回目の騎乗で勝利へと導いたワグネリアン(今年の1月に死亡)、2005年の桜花賞とNHKマイルカップに勝利したラインクラフト、そして2020年に父・ディープインパクトと同じ7戦7勝で無敗の三冠馬となったコントレイル、2021年のダービーを制し、ドバイでも勝利したシャフリヤール、今年の皐月賞を勝利したジオグリフなどに騎乗しています。

 福永騎手の引退はさみしいものがありますが、これからは調教師として活躍してくれるのを願うしかありません。今度は調教師としてコントレイルの産駒を育てるという事になります。

 福永騎手は来年の2月まで騎手を続けていくことになります。

 福永きゅう舎の開業は令和6年になるそうです。(新規調教師は1年間技術調教師として厩舎の実習を受けます)

 これからの福永祐一騎手に幸あれ。