本日京都競馬場で行われる天皇賞・春は芝3200メートルのレースであり、国内で行われるG1レースの中で最長の距離となります。
過去の勝ち馬は、昭和42年のスピードシンボリ、南関東公営として初の三冠馬であるヒカルタカイは昭和43年の優勝馬であり、その翌年には史上初の1億円馬である「初代怪物」と呼ばれたタケシバオーが勝利しています。
四白流星の貴公子と言われたタイテエムは昭和48年に勝利し、不良馬場の中で泥だらけになりながらも力を見せつけての勝利を果たしました。
そして競馬を変えた「大井から来た怪物くん」として知られるハイセイコーと名勝負を繰り広げたタケホープは昭和49年の勝ち馬です。
昭和51年は「きまぐれジョージ」と呼ばれたエリモジョージで、福永洋一騎手を背に3200メートルを逃げ切りました。
昭和52年にはテンポイントが初のビックタイトルを獲得し、ライバルのグリーングラスも翌年の昭和53年に勝利しました。
昭和57年には「無冠の帝王」と言われたモンテプリンスが勝利し、その全弟であるモンテファストも昭和59年に優勝しました。
このレースを三冠馬が勝利したのは昭和60年のシンボリルドルフ、平成18年のディープインパクトの2頭しかいません。
昭和63年にはタマモクロス、平成元年にはイナリワン、平成2年はスパークリークが勝利しています。
更には平成3年と4年にはメジロマックイーンが初となる2年連続の勝利を果たしています。
平成5年と7年にはライスシャワーが、阪神競馬場で開催された平成6年はビワハヤヒデが勝利し、平成8年はサクラローレル、翌年にはマヤノトップガン、メジロ牧場最後の天皇賞馬は平成10年のメジロブライトです。
その後もスペシャルウイーク、史上初となる3戦連続での天皇賞制覇を果たしたテイエムオペラオー、マンハッタンカフェ、ヒシミラクル、平成16年に大逃げで圧勝したイングランディーレ、平成18年のクラシック二冠馬のメイショウサムソンは平成19年に勝利し、平成25年と26年にはフェノーメノ、平成27年にはゴールドシップが勝利し、北島三郎さんの持ち馬としても知られるキタサンブラックは平成28年と29年に勝利しています。
平成最後と令和最初の優勝馬は平成最後の菊花賞馬であるフィエールマンが勝利しています。
昨年は阪神競馬場の芝3200メートル(1周目は外回りで、2周目が内回りとなるコースです)で行われ、タイトルホルダーが2着に7馬身差を着けて勝利しています。
果たして今年の長距離王はどの馬に輝くのでしょうか?
天皇賞・春は午後3時40分発走です。