ロシアのバイカル湖でアザラシ2500頭が死亡

 カスピ海に面しているロシアのバイカル湖でアザラシ2500頭が死亡しているのが解りました。こんなに大量死する海の哺乳類の話は聞いたことがありません。

 世界的にはクジラの打ち上げによる大量死は聞いたことがありますが、ましては海の最強ハンターと言われるシャチや陸上の最大の肉食獣であるホッキョクグマに食べられるイメージしかないのですが、(シャチがアザラシを上空に挙げて捕食する動画は見たことがありますが)まさか2500頭のアザラシが謎の大量死をしてしまうとはいったいどうゆう事でしょうか。

 ロシアのバイカル湖で亡くなったアザラシの種類はロシアで絶滅危惧種に指定されている「カスピカイアザラシ」という種です。

 3日には700頭が死亡していましたが、翌日の4日には2500頭まで増えていました。大量死は伝えてはいるものの過去10年で最多と言います。

 11月には対岸に位置するカザフスタンの西部マンギスタウ州でも140頭以上が死亡しています。

 乱獲や自然現象などで生息数が減っている中、今回の大量死は「自然の現象」と見ています。

 亡くなってしまったカスピカイアザラシ2500頭の冥福を心よりお祈りいたします。本当に安らかに。