本日は「クイズダービー」が終了した日です

 本日12月19日は、今から31年前の1992年にあるテレビ番組が終了した日でもあります。

 TBS系列で毎週土曜夜7時30分に放送されたテレビ番組「クイズダービー」の最終回が放送された日でもあるのです。

 この番組は1976年1月3日からロート製薬の1社提供番組として放送が始まりました。

 当時はゲストを含めて回答者が6人制でしたが、「オッズマン」というシステムがあり、(大橋巨泉さんとゲスト、レギュラーのオッズマンとして、オヒョイさんの愛称として知られる藤村俊二さんがオッズマンとして番組に参加していました)回答者の倍率を決めていました。

 第1回目の回答者は1枠が「ムツゴロウさん」の愛称として知られる畑正則さん、2枠が五月みどりさん、3枠が漫画家の黒鉄ヒロシさん、4枠が当時「女子大生女優」として活躍していた萩尾みどりさん、番組初期にあったレギュラーの5枠は当時ボクシング世界ライト級チャンピョンであるガッツ石松さん(OK牧場!を言っている方です)でした。

 ゲストの6枠は何と植木等さんで、クレイジーキャッツのリーダーであるハナ肇さんがゲストオッズマンとして参加していました。

 得点をかける方の最初の得点は2000点からでしたが、開始当初は4人の個人戦的な状態でした。(賭ける側には西城秀樹さんなどが参加していました)

 もちろん最終的には10万点を目指していくというスタイルは番組終了まで続いていました。

 司会の大橋巨泉さんは1990年3月まで司会をした後に徳光和夫さんに司会を譲った後に自身は「スーパーバイザー」という形でクイズダービーを支えてきましたが、1992年12月19日の最終回では自ら司会をするなど最後まで番組を支え、17年の歴史に幕を下ろすという大役を果たしています。

 番組の末期にはフジテレビが「たけし・逸見の平成教育委員会」、テレビ朝日が人気アニメの「南国少年パプワくん」を放送していたために、視聴率が1ケタ台になっていました。

 ちなみに最後の問題が「先ごろサンフランシスコに住む大学生であるニール君がユニークなプロポーズをしました。彼は(愛しのレスリー、結婚しておくれ)という言葉を回りくどい方法で伝えました。さて、何のゲームで伝えたのでしょう?」という問題で、最後の問題を正解したのは3枠レギュラーだったはらたいらさんと、「三択の女王」と言われた竹下景子さんでした。

 最後の問題の答えは「クロスワードパズル」で、クロスワードパズルを解いていくと「プロポーズ」の言葉が出てくるという仕組みで伝えていたようでした。

 番組の最後には大橋巨泉さんと徳光和夫さんが番組を語り合うというスタイルで17年の歴史に終止符を打ちました。

 大橋巨泉さんは2016年に82歳で亡くなりましたが、クイズダービーという番組は多くの方々に残る番組であることは間違いありません。

 本日は「クイズダービー」の最終回が放送された日でした。