箱根駅伝は駒沢大が往路優勝・大学駅伝3冠へ前進

 来年で100回目と成る正月の風物詩的スポーツイベント、第99回東京箱根間往復大学駅伝競走が東京・大手町の読売新聞社前から箱根・芦ノ湖までの5区間107.5キロで行われました。

 1区の区間賞は明治大の富田峻平選手で、タイムは1時間2分45秒でした。

 2区の区間賞は中央大の吉居大和選手で、タイムは1時間6分22秒でした。

 3区の区間賞は2区の吉居選手と同じ中央大の中野翔太選手で、タイムは1時間1分50秒でした。中央大は2区と3区で区間賞を獲得しています。

 4区の区間賞は東京国際大のケニア人留学生であるイェゴン・ヴィンセント選手で、タイムは区間新記録となる59分59秒でした。更にイェゴン・ヴィンセント選手は1年生の時に2区で区間新記録、2年生の時に3区で区間新記録を出しており、今回の4区でも区間新記録を達成しています。3つの異なる区間での区間新記録は箱根駅伝史上に残る大記録です。正に最強の留学生でしょう。

 往路最終の5区・山登りでは駒沢大が2位の中央大に30秒の差を着けての往路優勝と成りました。駒沢大の往路優勝は19年ぶりです。(2004年以来)

 5区の区間賞は城西大の山本唯翔選手でタイムは区間新記録となる1時間10分4秒でした。今回は2区間区間新記録が出ています。

 往路優勝した駒沢大は1人も区間賞が出ていませんでしたが、総合力で見事に往路優勝を果たしました。

 明日の復路は駒沢大が最初にスタートするので復路の最初の6区で2位の中央大にどれだけの差を広げるかが大学駅伝3冠のカギになりそうです。

 明日の箱根駅伝復路がどんな結果になるかはわかりませんが、TVで各大学の力走を見ながら駒沢大の大学駅伝3巻が成るか注目しましょう。