「大水滸伝シリーズ」の第2部・「楊令伝」全16冊セットのご案内です

 

 北方謙三さんの小説「水滸伝」の続編である「楊令伝」全16冊のセット(集英社文庫)のご紹介記事です。

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 この作品「楊令伝」は「大水滸伝シリーズ」の第2部になる作品です。

 「小説すばる」で2006年10月から2010年の6月まで連載されました。

 この作品の主人公は「楊志」の遺児である「楊令」が、自らを「幻王」と名乗り新国家を築くという物語となっており、前作の「水滸伝」で生き残った梁山泊の好漢たち、そして梁山泊の好漢を親に持つ新しい好漢・豪傑が出てきます。

 更には実際の人物である「岳飛」(中国大陸の一部が南宋と呼ばれていた頃に活躍した実在の武将です)も登場しているので、この後に続く「岳飛伝」の伏線的な作品に仕上がっています。

 最終巻で、楊令と岳飛は一対一の対決をしますが、この時楊令は刺客の毒刃に罹っていたためにも拘らず、吹毛剣を岳飛の前に振りかざし、岳飛の片腕を切り捨てるという捨て身の攻撃で岳飛に対して引き分けると事になりましたが、正に毒に侵されているにもかかわらず岳飛と死力を決しての戦いでした。

 楊令はこの後毒が全身に回ってしまい馬上で息を引き取りました。

 そして最後のシーンでは岳飛が楊令に対し、敬意を表して楊令の元から去っていき、次の戦いに備えるという事となっていきます。

 この作品も男の生き様を見せつける作品となっており、正に「大水滸伝シリーズ」の中でも名場面と言えるでしょう。

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