演歌の女王といわれた歌手の八代亜紀さんが死去

 本日演歌界に深い悲しみといえる一報が入ってきました。

 「舟唄」「雨の慕情」などのヒット曲で知られる演歌歌手の八代亜紀さん(本名・橋本明代さん)が昨年の12月30日に亡くなっていたことが所属事務所を通してマスコミに伝えられました。

 享年73歳でした。

 八代亜紀さんは熊本県八代市出身で、15歳のころに地元のバス会社でバスガイドとして働いていた字もありましたが、父親の反対を押し切って上京し、音楽学院に通いながら銀座のクラブ歌手としても活動していました。として、

 くしくも同じ銀座のクラブ歌手としてともに活動していたのが五木ひろしさんだったそうです。

 1971年にテイチクレコードから「愛は死んでも」という曲で歌手としてデビューし、芸名の八代亜紀は出身地である熊本県八代市(やつしろし)から、八代という苗字としていて、名前の亜紀は本名の名前である明代から2文字をつけて(あき)としたとのことです。

 1973年に「なみだ恋」がレコード120万枚を売り上げた後は「しのび恋」「愛ひとすじ」「おんなの夢」「ともしび」といったヒット曲を次々と発表し、演歌歌手として不動の地位を築くことになりました。

 所属レコード会社も1982年にセンチュリーレコード、1986年に日本コロムビアに移籍するなどしましたが、発売した曲はいずれもヒット曲になるなど「演歌界の女王」として多くの演歌ファンに支持されました。

 またレコードの総売り上げも女性演歌歌手としては史上1位で、水森かおりさんに抜かれるまで7作がオリコンベスト10入りを果たしています。

 昨年の8月から休養していましたが、もうあの歌声を聞くことができなくなってしまいました。

 更には30年前にテレビ東京系列で放送されたテレビアニメ「とっても!ラッキーマン」の主題歌を歌うなど様々な活躍を見せていて、画家や高等学校の校歌を新しく作詞するなどの活動も行っていました。

 八代亜紀さん、52年間の歌手生活お疲れさまでした。

 ゆっくり休んでください。