ナイスネイチャ号が死去・1994年の高松宮杯動画を貼り付けます


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 本日、「ワイド・3連複3連単」の設立に貢献した馬であり、有馬記念3年連続3着と言う記録などを残した名脇役馬であるナイスネイチャ号が35歳で亡くなりました。(眠るように亡くなったとの事です)

 ナイスネイチャ号はJRA重賞勝ち馬の中で最も長生きをしていた馬でした。

 通算成績は41戦7勝で、主な重賞勝ち鞍は1991年の小倉記念(G3)、京都新聞杯(G2・当時は菊花賞トライアルでした)、鳴尾記念(当時は芝2500メートルのG2で、現在は芝2000メートルのG3です)、1994年の高松宮杯(当時は芝2000メートルのG2で、現在は芝1200メートルのG1高松宮記念となっています)に勝利し、通算重賞勝ち鞍は4勝となっています。

 更には年末のグランプリレースである有馬記念に3年連続で3着になるなど、名脇役的な人気馬としてファンに親しまれました。

 主戦騎手は松永昌博騎手(現調教師)で、40戦に騎乗いたしました。

 1996年のアルゼンチン共和国杯(G2)で15着に入り現役引退となりました。

 1997年から2001年の4年間は種牡馬として繫養されましたが、その後は故郷の渡辺牧場で余生を過ごしていました。

 近年ではNPO法人引退馬協会の広報部長を務めていました。

 その後、自身の誕生日である毎年の4月16日には募金活動「ナイスネイチャ・バースデードネーション」を行っており、今年は約7400万円を集めました。

 更には「ウマ娘プリティーダービー」に自らのウマ娘バージョンが登場しており、当時を知らない競馬ファンに認知されました。

 人間でいえば100歳を優に超えていました。

 そしてこの馬の追悼と言う形で、私のブログにこの馬が実に2年7ヶ月ぶりに勝利した1994年の高松宮杯(当時G2)のJRA公式レース動画を貼り付けさせていただきますので、ナイスネイチャ号を追悼したいという事であれば、是非動画をご視聴ください。

 謹んでナイスネイチャ号の冥福をお祈り申し上げます。