新装オープンした京都競馬場の最初のG1である、「第157回・天皇賞・春」が今度の日曜である30日に開催されます。
淀の2マイル(芝・3200メートル)で繰り広げられる古馬長距離王決定戦ともいえる伝統のレースです。
京都競馬場の芝3200メートルは(淀の坂)と呼ばれる第3コーナーの坂を2回も登って下るというコースとなっています。(高低差は4.3メートル)
この京都競馬場第3コーナーの坂を2回超えた後に栄光の天皇盾を掴むことが出来るのです。(一昨年と昨年は、阪神競馬場の芝3200メートルでした。1周目は外回りで2周目が内回りのコースでした)
今回は昨年の優勝馬であるタイトルホルダーが異なった競馬場で天皇賞・春連覇を果たすのか、それともほかの馬が勝利するかが見ものです。
私は本命にジャスティンパレス(前哨戦の阪神大賞典に勝利、菊花賞でも3着)を指名しました。
その理由は前走の阪神大賞典で、3000メートルの重賞に勝利したことでしょう。
勿論対抗は連覇を目指すタイトルホルダーでしょう。
前走の日経賞で見事な逃げ切り勝ち(8馬身差です)を収めているので、今回もうまくスタートから鼻に行けば2年連続での逃げ切り勝ちになりそうな気配です。
2年連続で2着のディープボンドは今回は様子見でしょう。
昨年阪神競馬場で開催された菊花賞をレコード勝ちしたアスクビクターモアも最有力ともいえますし、鼻差2着のボルトグフーシュも悲願の重賞制覇をG1でねらっていますし、昨年はスタート直後に落馬してしまい、その後にはG2・ステイヤーズステークス(中山競馬場芝・3600メートル)と海外G3・レッドシーフターフハンデ(サウジアラビア・キングアブドゥルアジーズ競馬場芝3000メートル)に勝利したシルヴァーソニックも虎視眈々と天皇盾を勝ち取るために前年の覇者であるタイトルホルダーに挑むでしょう。
天皇賞・春は日曜日の午後3時40分発走です。