1980年に当時は東京競馬場の芝3200メートルで行われていた秋の天皇賞でスタートから大逃げをして1頭も交わされず7馬身差の快勝を果たした牝馬のプリティキャスト号のレース動画を私のブログにて貼り付けさせていただきます。
このレースの出走馬は11頭で、1979年のダービー馬であるカツラノハイセイコと、未完の大器と言われた無類の牝馬好きとして知られるホウヨウボーイ、1978年の有馬記念を制したカネミノブ、タマモクロスの父として知られるシービークロス、引退後は東京競馬場の誘導馬になったメジロファントムなどが出走していました。
レースの方ですが、好スタートから鼻に立ったプリティキャストが早めに3馬身差を着けて逃げ切りの体制へと持ち込んでいきます。
1周目のゴール版を通過した時点では後方の馬との差は40メートルほどあり、2周目の2コーナー辺りでは何と50メートルから70メートルの差が付けられていて、2番手のカツラノハイセイコなど他の有力馬がプリティキャストの大逃げに牽制し合う展開になっていましたが、実況でも「プリティキャストが大逃げを打ちました!柴田政人が大逃げを打っています」と実況されていましたが、向こう正面では何と100メートル近い差が開いていたのではないでしょうか。
最後の直線に入ってくるときは約50メートルの差を広げて4コーナーを回ってきましたが、最後の直線200メートルの所では他の馬が10メートルの間隔に入ってきていましたが、最終的には2着のメジロファントムに7馬身差を広げての勝利でした。
この時は3200メートルで行われていた秋の天皇賞ですが、牝馬が9年周期で秋の天皇賞を制覇していたので、1971年の年度代表馬であるトウメイ以来の牝馬による秋の天皇賞制覇となりました。(1997年に前年1996年のオークス馬であるエアグルーヴ号が17年ぶりとなる牝馬の天皇賞馬に輝いています)
今から43年前のレース映像ですが、スタートから大逃げを打って勝利する展開は現在のG1・3勝馬であるタイトルホルダー号に近い感じではないでしょうか。
この動画を視聴して伝説の逃げ切り勝ちを収めたプリティキャストの大逃げを見ておくことは「これぞ大逃げ」と言ったレースと言えるでしょう。
この動画を視聴してプリティキャスト号の凄い大逃げを目に焼き付けて下さい。
実況を担当した当時のフジテレビアナウンサーである盛山哲さんの実況も聞いてみる価値は有りますよ。